2006年12月21日

生息・生育環境の保全や再生 滋賀 野生動植物との共生へ計画案

 滋賀県は19日、今年3月に制定した「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」に基づく初の基本計画案をまとめ、専門家らでつくる委員会に示した。本年度から2010年度までの5年間の計画で、野生動植物の保全に向けた施策の方針を打ち出している。

 計画案では、野生生物の生息・生育環境の保全や再生▽希少種の保護▽外来種による生態系被害の抑制▽野生鳥獣による農林水産業被害の防止−の4本柱を掲げた。
 野生生物の生息・生育にとって重要な地域は、積極的に保護区に指定するほか、琵琶湖岸や魚類の産卵場として必要な田園などの環境保全も盛り込んだ。
 また、指定希少種や指定外来種を県独自で選定し、希少種の捕獲や採取を禁じ、地域特有の生態系に影響を与える外来種の飼育にも制限を設ける。ニホンザルやカワウなどの指定有害鳥獣については、各管理計画に基づいて対策を進める。
 県は今後、県民の意見を求めた上で本年度内に計画を決定する。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2006年12月21日 12:10 in 内水面行政関連

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