2006年10月21日

地元の池で外来魚を駆除 亀岡・大内地区住民ら周辺清掃

 京都府亀岡市東本梅町大内地区の住民たちが20日、維持管理が行き届いていなかった地元の「奥の原池」に生息する外来魚を駆除し、周辺を清掃した。釣り人が放置したごみの処理や池を囲む林の荒廃に困っていた住民たちは「昔のようにきれいな姿になってほしい」と作業に取り組んだ。

 同地区では、地域全体で環境保全型の農業を進める国のモデル地区に指定されたことから、地元の農業者や水利関係者などが「環境資源保全隊」を結成し、地区の環境整備を進めてきた。
 同隊は大型の外来魚を目当てに訪れた釣り人のごみが増えたり、池を囲む木々が水中に倒れ込んでいたことなどから、池の整備に取り組もうと9月中旬から池の水を抜いていた。
 この日は小学生たちを含め約100人が参加。池(縦約50メートル、横約150メートル)の周囲の木々を取り払い、釣り人たちが捨てたルアーや釣り針などを回収した。
 その後、池底に残った水の中から外来魚のブラックバスとブルーギル、100匹余りを網で引き上げ駆除した。外来魚のほかには、釣り人が持ち込んだとみられるヘラブナしかおらず、住民たちは「昔はモロコやエビがたくさんいた池だったのに」と表情を曇らせた。
 同隊では、今後、数年ごとに水を抜いて整備を続けいきたいとしており、隊長の中西一三さん(62)は「農業用水や防火用水としてお世話になっている大切な池。生き物がたくさんすむようになれば」と話していた。 (京都新聞)

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Posted by jun at 2006年10月21日 23:07 in ブラックバス問題

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