2006年09月22日

山中湖漁協:273万円、返還要求される 研修施設建設の補助金過払いで/山梨

 山中湖漁協(山中湖村平野、長田幸夫組合長)が同村平野に建造した研修施設を巡り、約273万円多く建設補助金を受け取ったとして、国と県が事業費の再計算と差額の返還を求めていることが分かった。

 同漁協と県花き農水産課によると、同施設は魚の生態系や漁業についての講習会などを行う場として総工費2625万円をかけて02年3月に完成。国から1166万8000円、県から233万3000円の補助金が支払われた。
 しかし、05年11月の会計監査院の検査で、実際の総工費が362万4600円少ないことが判明。そのうち、国庫補助金から227万6000円、県から45万円の計272万6000円が過払いに当たるという。
 過払い分は、衝立(ついたて)パネルやイスなど、実際には設置していない備品の計上が主な原因。当時組合長だった羽田一三・前組合長によると、組合の判断で予定よりサイズの小さな衝立パネルを購入、差額で別の備品を購入するなどしたという。
 羽田前組合長は、「完成した時に検査をし、大丈夫だといった県にも責任がある。今になって差額があるから返還しろというのは納得がいかない」と話している。【藤野基文】 9月22日朝刊 (毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年09月22日 21:51 in 内水面行政関連

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