2006年08月18日

国交省贈収賄事件:前係長に懲役2年 地裁判決「計画的、巧妙で悪質」 /千葉

 事務用品の納入を巡る国土交通省関東地方整備局霞ケ浦河川事務所の職員らによる贈収賄・詐欺事件で、収賄と詐欺罪に問われた茨城県神栖市横瀬、同事務所の前経理課契約係長、田谷正夫被告(46)の判決公判が4日、千葉地裁であった。鈴木順子裁判官は「計画的かつ巧妙で、極めて悪質な犯行」として懲役2年(求刑同3年6月)を言い渡した。

 判決によると、田谷被告は03年5月19日、事務用品納入業者の社長だった男性から便宜を計る見返りに現金約30万円を受け取った。また、佐原市新寺、会社役員、椎名章雄被告(51)=詐欺罪で公判中=と共謀のうえ、04年6月〜05年12月の間24回にわたり、椎名被告の会社から事務用品を納入したように見せかけ、椎名被告の会社が開設した普通預金口座に購入代金として約1045万円を振り込ませ、公金をだまし取った。
 鈴木裁判官は判決理由を「国家公務員の地位を悪用して犯行に及び、公務員に対する国民の信頼を失わせた」と述べた。【倉田陶子】

8月5日朝刊
(毎日新聞)

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Posted by DODGE at 2006年08月18日 07:55 in 内水面行政関連

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