2006年06月20日

カミツキガメ:高崎の荒久沢川で捕獲 昨年7月以来、県内2例目 /群馬

 ◇体長40センチ
 高崎市乗附町の観音山丘陵を流れる荒久沢川の大坪橋上流約200メートルの辺りで、体長40センチを超すカミツキガメが捕獲され、19日、高崎署へ届け出があった。最近、全国各地で元々日本にいない特定外来生物が発見されているが、同じように無責任な飼い主が捨てたとみられている。

 このカメは16日午後5時ごろ、同市八千代町の塾講師、割田兼弘さん(65)が発見した。割田さんは木の上に巣を作る野鳥を観察中、土手の足場が動き、石と思い足を乗せた物を見ると、カメだったという。自宅に持ち帰り、調べたところ、甲羅(こうら)が厚く、幅広く、鋭い爪の特徴などから北米産のカミツキガメと分かった。
 カメの甲羅は長さ23センチ、幅20センチ。首や尾を含めると体長は40〜50センチある。割田さんは「他にも生息しているかも」と周辺を探したが、卵などは見つからなかったという。
 県自然環境課によると、カミツキガメは昨年6月施行の特定外来生物法の指定動物で県内では同年7月に渋川市内で発見され、今回の捕獲は2例目。高崎署で一時預かり、持ち主が現れない場合は、同課を通じて処分するという。【深谷徹夫】

6月20日朝刊
(毎日新聞)

+Yahoo!ニュース-群馬-毎日新聞

Posted by DODGE at 2006年06月20日 12:42 in 魚&水棲生物

mark-aa.jpg