2006年06月12日

滋賀県、湖上の取り締まり強化 琵琶湖レジャー条例改正後

 琵琶湖のプレジャーボート航行規制水域などを定める滋賀県レジャー利用適正化条例の改正を受け、県は条例違反の水上バイクなどに対する取り締まりを強めている。本年度から巡回の回数を増やし、すでに規制水域を走行して警告に応じなかった水上バイクに停止命令を4件出しており、「違反者には厳正に対処する」としている。

 適正化条例は、琵琶湖の水泳場など18カ所で湖岸から約350メートル以内の航行を禁止している。しかし、水泳場近くを高速で走行するなど、水上バイクの危険な行為は後を絶たない。航行規制水域の拡大などを盛り込んだ条例の改正に合わせて、県議会は取り締まりの強化を求める付帯決議をしている。
 県自然環境保全課は本年度、例年2回程度の警察との合同取り締まりを6回に増やすほか、県職員だけで随時、抜き打ちの取り締まりを行うことにしている。すでに条例違反の水上バイクが多い大津市の南小松や北比良などで、合同と抜き打ちの取り締まりを1回ずつ行い、この2年間はゼロだった停止命令を4件出している。
 琵琶湖レジャー対策室は「警察OBの嘱託職員を配置して、停止命令を積極的に出し、水上バイク利用者のマナー向上を図りたい」としている。
(京都新聞)

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Posted by DODGE at 2006年06月12日 10:22 in 内水面行政関連

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