2006年05月25日

シナイモツゴ:卵を産んで、いっぱい増えてね NPOと小学生ら、幼魚放流/宮城

 ◇希少なシナイモツゴの幼魚放流−−栗原のため池
 希少淡水魚・シナイモツゴ(コイ科)の増殖を図る大崎市鹿島台のNPO法人「シナイモツゴ郷の会」は23日、栗原市築館のため池に幼魚100匹を放流した。鹿島台地区以外での放流は初めて。昔のように、どこのため池にもいる普通の魚にするのが目標だ。

 放流は、同会と受け入れ先のため池管理組合との共同企画。同会の指導を受け学校池で飼育をしてきた鹿島台小の代表(4年生6人)と、ため池のある栗原市立玉沢小の4年生21人が一緒になり「大きくなって卵をいっぱい産んでね」と声をかけながら放流した。
 同会の高橋清孝副理事長は「食害魚のバス類がいない上、水がきれいで繁殖の可能性は非常に高い」と話していた。今後も好環境の水域への放流活動を続け、淡水生態系の復元に尽くす。【小原博人】

5月24日朝刊
(毎日新聞)

+Yahoo!ニュース-宮城-毎日新聞

Posted by jun at 2006年05月25日 00:31 in 自然環境関連

mark-aa.jpg