2006年03月31日

ホンモロコ:釣り堀、あすオープン−−高島・新旭花しょうぶ園 /滋賀

 琵琶湖でほとんど釣れなくなったホンモロコの釣り堀が4月1日、高島市新旭町藁園の風車村にある「新旭花しょうぶ園」にオープンする。4年がかりで増殖に取り組んできた同市ホンモロコ増殖研究会(村井直正代表、10人)が、同園を運営する新旭町観光協会とタイアップして始める。

 ホンモロコは美味で知られる琵琶湖の代表的な高級魚。湖岸近くで産卵する春先、沿岸にずらり並ぶ釣りざおと釣り人の姿は春の風物詩だったが、近年は漁獲量が激減し、そうした光景も見られなくなった。
 同研究会では、4年前から琵琶湖で採取したホンモロコを産卵させ、ふ化した稚魚を市内4カ所の水を張った休耕田に放流、増殖する試みに取り組んできた。ホンモロコは1年間に約2000粒の卵を4、5回に分けて産むといい、数も順調に増えたことから、誰でも手軽に釣りと美味を楽しめるよう釣り堀を開設することにした。
 花しょうぶ園内を周回する幅5〜10メートル、長さ約800メートルの水路のうち、約50メートルを区切って釣り堀とし、3月末までに体長約6センチに育ったホンモロコ約1万匹を放流=写真。釣りざお、えさ(サシムシ)も準備し、有料で開放する。同研究会の村井代表は「琵琶湖の春の風物詩だったモロコ釣りが復活できればうれしい」と話している。問い合わせは新旭町観光協会(0740・25・6464)へ。【森岡忠光】

3月31日朝刊
(毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年03月31日 23:22 in 各種イベント

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