2006年03月15日

「統合的流域管理を」 第4回世界水フォーラム 滋賀県など参加

16日にメキシコで開幕する「第4回世界水フォーラム」で、滋賀県と国際湖沼環境委員会(ILEC)=本部・草津市=が、2003年に京滋などで開かれた第3回フォーラムで採択した「世界湖沼ビジョン」の意義と、統合的流域管理の重要性を訴える分科会を開く。国内の自治体で同フォーラムに参加するのは滋賀県だけで、琵琶湖・淀川の先進的な流域管理の在り方を世界に発信する。

 フォーラムは16日から7日間、「世界的挑戦のための地域での活動」をテーマに開催される。
 計150の分科会があり、その一つとして滋賀県とILECが18日に開設する分科会では、持続可能な湖沼管理の実践例として、世界湖沼ビジョンを踏まえた長期的なモニタリングや、豊かな生態系の保全に向けた湿地再生、外来魚駆除対策などについて紹介する。1月に大津市で開いた国際湿地再生シンポジウム2006で採択した「湿地再生琵琶湖宣言」も報告する。
 県琵琶湖環境政策室は「世界の水問題では、まだ湖沼管理の重要性の認識が薄い。琵琶湖の取り組みを通じて解決の糸口を提供できれば」としている。
(京都新聞)

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Posted by DODGE at 2006年03月15日 10:56 in ブラックバス問題

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