ピラニアなど外来生物が相次いで見つかっている滋賀県は、国の外来種被害防止法で捨てたり植えたりすることを禁止した動植物80種以外を独自に指定し、違反すると懲役や罰金を科す条例の制定を目指している。
県によると、外来生物を罰則付きで規制する条例は全国初。「固有種のいる琵琶湖の生態系を守るためには、国よりきめ細かい規制が必要だ」としている。2月議会に提案し、1年以内の施行を予定している。環境省の指定にピラニアは含まれていないが、県は規制対象として検討している。
条例案によると、生態系に被害を与える外来生物を知事が指定。指定された外来生物を捨てると1年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す。
(共同通信)