ハスの花が咲き誇る風景の復活を目指して、兵庫県丹波篠山市と地元小学生らが種レンコンの移植に取り組む篠山城跡南堀(同市北新町)で5日、一輪のハスが花を咲かせた。南堀で開花が確認されるのは約15年ぶり。外来生物による食害などを乗り越え、ピンク色の大輪が水辺を彩っている。
かつて南堀には水面を覆うほどハスが繁殖していたが、2005年ごろに突然姿を消した。ミシシッピアカミミガメの食害などが原因とみられるという。
「お堀にハスを復活させたい」という小学生の提言を受け、市は2013年にプロジェクトを開始。植え付けと並行し、土壌調査やカメの捕獲、防除柵の設置などあの手この手で復活を目指してきた。植え付けは15年から、篠山小学校の児童と市職員で行ってきた。
最近は市職員が毎日南堀を見守っており、5日朝に初めて開花を確認。昨年植えた園芸種とみられるという。「やっと咲いてくれた。昨年はつぼみまで育ったのに枯れてしまったので…」と市農都環境課の荻野順子さんは喜ぶ。
今年4月には、園芸種ではなく、かつて南堀に生えていた品種「篠山紅蓮」を植え付けた。順調なら今月下旬ごろに開花するといい、荻野さんは「取り組みはまだまだこれから。昔のように一面に花が咲くよう頑張りたい」と話していた。(金 慶順)
Posted by jun at 2019年07月12日 10:00 in 外来生物問題