兵庫県篠山市のシンボル「篠山城跡」の南堀は、かつて一面にハスが覆い、可憐な花が夏の風物詩として親しまれていたが、2005年ごろにこつぜんと姿を消した。原因は外来生物による食害の可能性が高いとされている。同市は生物の駆除を行うと同時に、地域の児童たちとともにレンコンを植え、ハスの復活に取り組んでいるが失敗続き。今年こそ、復活なるか?
外来生物はアメリカ原産のミシシッピアカミミガメ(別名・ミドリガメ)。ハスの復活を目的に、篠山市や市民団体などでつくる「外来生物対策協議会」が14年度からミシシッピアカミミガメの防除調査を実施し、これまでに1004匹を捕獲した。
今月15、16日にも、生物調査研究会社「自然回復」(本社・神戸市)と、外来生物の堆肥化を研究している篠山東雲高校の生徒ら約10人が防除調査を実施。6匹のミシシッピアカミミガメを捕獲した。年々捕獲数が減っており、根絶が近づいているとみられる。
同時並行で地元、篠山小学校の児童たちが3年前からレンコンの植え付けを実施しているが、過去2年は開花に至らず。昨年は、つぼみを付けた株があったが、開花せずに枯れてしまった。
今年も植え付けを行い、これまでのところ平成30年7月豪雨にも負けず葉を伸ばしている。
児童たちは、「南堀にたくさんのハスが咲いていたことを初めて知った。きっと花は咲く。咲いたら見に来たい」と声を弾ませ、酒井隆明市長も、「失敗を生かして、今回こそは花を咲かせてほしい」と期待している。
Posted by jun at 2018年08月01日 17:33 in 外来生物問題, 魚&水棲生物, 自然環境関連