窮地に追い込まれた漁師を救ったのは意外な存在だった。名産のアサリが激減する一方で爆発的に増やしたのが外来種。おいしいと大評判だ。
千葉県の船橋漁港。ご機嫌な様子で東京湾に繰り出す漁師たち。何やら長い棒を動かす。すると…。この日も大漁。船に山盛り。これはホンビノス貝。北米原産の外来種だ。しかし、駆除しているわけではない。
船橋市農水産課・梅田新也さん:「船橋漁協では救世主とされている」
なぜ、救世主なのか。元々、船橋ではアサリの漁が盛んだった。ところが…。
漁師・山本浩司さん:「今年はダメですね。ほとんど取れてないですね」
潮干狩りが楽しい季節だが、全国的にアサリが捕れる量が減っている。10年で4分の1の量になっている。外来のホンビノス貝は環境の変化に対応し殖力が強いため、1年中安定して捕れる。これから夏本番に向け需要が増えてくる。
漁師・山本浩司さん:「値段も安いということで、おいしいということが知られてきて、ニーズが増えてきたのでは」
千葉県船橋市内や都内でホンビノス貝を扱う店も増えている。こちらの店ではカルパッチョやパスタで提供している。
ラシサダイニング・塩谷和正さん:「ホンビノス貝を食べに来る客が増えている。需要はどんどん右肩上がりだと思います」
船橋市によると、全国的に問題になっている貝毒の影響も今のところないという。
Posted by jun at 2018年05月31日 10:26 in 外来生物問題