地元の海で取れる名産品として千葉県が認定する「ブランド水産物」に初めて外来種が選ばれた。それは爆発的な繁殖力を持つとされる「大きな貝」だ。
地元で最近、大量に水揚げされるようになった「ある貝」が千葉県が認定するブランド水産物に選ばれたのだが…。しかし、この貝、実は環境省が緊急性はないものの、生態系などに被害を及ぼす恐れのある外来種として指定している。ともすれば、厄介者扱いされかねない存在なのだ。
このほど、ブランド水産物に選ばれた貝は、船橋市の沖の三番瀬でとれる外来種だという。鋤簾(じょれん)と呼ばれる道具を使って、砂の中にいる貝を一気に引き上げる。すると…。外来種、ホンビノス貝だ。実はこの貝、ここ数年で水揚げ量は爆発的に伸びている。2012年に約800トンだったが、2016年には3倍の約2500トンまで急増。千葉県は、ホンビノス貝の水揚げで全国1位に躍り出た。
実は、ここ三番瀬付近はアサリなどの漁が盛んだった。しかし、青潮が発生するようになりアサリなどが激減。その一方で、大型貨物船などに運ばれる形で海外からやってきたとみられるホンビノス貝は青潮にも強く、爆発的に繁殖した。漁師たちにとってホンビノス貝はある意味、救世主だ。ホンビノス貝は年中取れ、値段もリーズナブル。漁港の直売所では700グラム500円で販売している。試食もできるというので食べさせてもらった。千葉県では初めてだという外来種のブランド認定。その理由を聞くと…。
千葉県:「ホンビノス貝は千葉県の重要な水産資源になっていて、社会的にも認知されてきている。特に外来種とかは関係ない」
Posted by jun at 2017年12月20日 09:00 in 外来生物問題, 魚&水棲生物