鹿児島県奄美大島の宇検村と村教育委員会は19日、村内を流れる清流の河内川(かわうちがわ)で生き物観察会を実施した。村内の児童23人が参加。お目当てのリュウキュウアユ(絶滅危惧種)は見られなかったが、さまざまな川の生き物を観察して、身近な自然の不思議さに触れた。
2017年度の地域振興推進事業の一環。県環境技術協会の米沢俊彦さんと奄美海洋生物研究会の興克樹さんを講師に招き、まずは元気の出る館で座学。リュウキュウアユの生態を知り、スッポンやコイなどの外来生物が奄美在来の生物になって脅威となっていることを学んだ。
その後、河内川に移動した児童らはシュノーケルと水中メガネを着けて水中の生き物を観察した。ゴクラクハゼ、ナガノゴリ、テンジクカワアナゴなど、さまざまな魚を見つけては興味深そうに見詰めていた。
初めて参加した女子児童(名柄小6年)は「奄美の川にも生き物が250種類もいると知って驚いた。アユは見られなかったけど次は見つけたい」と感想を述べた。田検小4年の男子児童は「川の水は冷たかったけど、いろんな魚が見つかって楽しかった」と笑顔で話した。
観察会と合わせて食事会もあり、村生活研究グループの女性5人がマダ(イカの墨)汁や豚骨が振る舞わった。主菜は県本土から取り寄せたアユの塩焼き。児童らは奄美ではなかなか食べられないアユを珍しそうに味わっていた。
Posted by jun at 2017年08月23日 10:43 in 外来生物問題, 各種イベント, 魚&水棲生物