■競技に支障…県、除去に本腰
関西を代表するボート・カヌーの専用コース「県立琵琶湖漕艇(そうてい)場」(大津市玉野浦)周辺で、水草が大量に漂着し、競技に支障をきたしている。昨年度は競技中に水草がコースに流れてボートのオールにひっかかるなどし、一時中断に追い込まれる大会もあったという。県は今年度から、漕艇場周辺の水草の刈り取りに本腰を入れる。
県琵琶湖政策課によると、近年水草は南湖を中心に繁茂が拡大。県は除去作業に追われ、平成21年度に3480トンだった除去量が29年度は7683トンまで増える見込みだが、除去が繁茂のスピードに追いつかないのが実情だ。
琵琶湖と瀬田川の境界に位置する同漕艇場も例外ではない。同漕艇場によると、一帯では25年ごろからコカナダモやオオカナダモなどの外来水草が漂着。同漕艇場は地元の漁協などに除去を委託していた。
だが、除去しても上流から次から次へと水草の葉などが流れ着き、競技に支障をきたしている。昨年8月の「関西学生カヌー選手権大会」では、コースに水草が流れてきたため再三レースが中断され、全日程を消化できなかった。また、同9月に行われた「中日旗争奪びわ湖レガッタ」では12回にわたり、最大30分間中断し、選手の集中力への悪影響が懸念される事態になったという。
同漕艇場では、今年度も県ジュニア選手権(8月26〜27日)などの大会の開催を予定しており、県は漕艇場の水草対策費用として、今年度予算に120万円計上。繁茂が著しい夏から秋にかけて、3回程度水草を引き抜くといい、県スポーツ局の担当者は「大会がスムーズに運営されるようにするのはもちろん、水草が日々漕艇場で練習している選手たちの妨げにならないようにしたい」と話す。
一方、同漕艇場の担当者は「除去は必要だが、前もって除去しても大会中など急に流れついた場合には競技を中断せざるをえなくなる。根本的な解決が必要だ」と話している。
Posted by jun at 2017年06月14日 12:31 in 外来生物問題, 内水面行政関連