県内で特定外来生物「オオキンケイギク」が繁茂している。5月から秋口にかけてコスモスに似たあざやかな黄色い花を咲かすが、強い繁殖力で他の生態系を脅かす恐れもある。県自然環境保全課は「庭などで見かけたら、放置せずに抜き取ってほしい」と呼びかけている。
オオキンケイギクは、北アメリカ原産のキク科の多年草。9月ごろから咲き始めるキバナコスモスによく似ているが、キバナコスモスの方がオレンジの色味が強く、葉が細かく分かれている。
道路工事の際の緑化や観賞用のために日本に導入されたが、近年はその強い繁殖力が問題視され、平成18年に外来生物法で特定外来生物に指定されている。
県は平成24年度に「外来生物調査隊エイリアン・ウォッチャー事業」で、1平方キロメートルに区切った県内の2147地点を調査したところ、1380地点でオオキンケイギクが確認された。道路脇や民家の庭、河川の堤防などで多く見つかったという。
同課は「在来種を脅かす恐れがある」として、ホームページ上で注意を呼びかけているほか、昨年6月には栗東市の滋賀日産リーフの森で除去活動を実施。
オオキンケイギクは生命力が強く、除去する場合は根こそぎ抜き取る必要がある。抜き取った花は放置していたらすぐに実や種をつけるという。同課の担当者は「抜き取った後は、ポリ袋に入れて実や種がこぼれないようしっかりと袋の口を閉じ、燃えるごみとして出してほしい」と話している。
Posted by jun at 2017年05月29日 13:37 in 外来生物問題