取材班が訪れたのは徳島県板野町の桃農園。5年ほど前から10本以上の桃の木が被害を受けました。『招かれざる客』の正体は一体なんなのか?
【去年切った木へ】
「これでわかるかなー」
2016年に伐採した木の断面を見せてもらいました。
そこにはやはり大きな穴と何かが通ったような跡が…
さらに穴の中を探すと…
『招かれざる客』が姿を現しました。
【桃の農家】
「あ!おった!」
【坂元アナウンサー】
「え!?」
【桃農家】
「これそうじゃ!」
現れたのは「クビアカツヤカミキリ」という虫の幼虫でした。
【桃農家・奥尾修二さん】
「ぼろぼろですよ。みんな食べつくしてね。穴があいとるでしょ。これみんなそうとおもいますよ」
このカミキリムシ本来は中国や台湾などに生息する外来種。
輸入木材に生息していたものが日本各地に広がっているとみられ、大阪府では大阪狭山市の公園で被害が確認されています。
ニッポンの桜や桃を襲う外来カミキリムシ。
その脅威とは…
【奥尾周二さん】
「3年成虫になるまで食いつくす。必ず枯れる」
恐るべきは、その食欲。
虫の食害対策などを行う専門家は…
【虫食害の専門家】
「沢山、幼虫自体が食べる。食べる量が(日本のカミキリ)違う。
一本の木に入ってしまうと被害が大きくなって最終的には枯れてしまう」
さらに…
「特効的なやり方はなかなか」
「薬剤の試験も始めてますので、そのへんの登録が出来れば」
クビアカツヤカミキリは最近見つかった外来種。
木や虫に農薬を使用するときには、農林水産省が許可したものしか使ってはならないというルールがあります。
今は農薬の登録が間に合っておらず、見つけたら一匹ずつ駆除するか、ネットで木を覆うなどして飛散を防ぐしかないのが現状なのです。
【奥尾周二さん】
「しょうがないもんね。こればっかりは。行き届かんというか、見回りが遅れたと言うか。きちっと対応が出来なんだということ」