殻に含まれる「キチン質」に着目
北海道美幌町の美幌高2、3年生でつくる野菜班は、町内の川で駆除された特定外来生物ウチダザリガニを活用した有機発酵肥料で育てた野菜の試食会を、同校で行った。
野菜班は、ザリガニの殻に含まれ、発酵を促す「キチン質」に着目。砕いたザリガニを米ぬかなどと混ぜて肥料を作り、カボチャやニンジンなど7品を栽培。「ザリガニなし」の発酵肥料と、化学肥料を使った2パターンでも同じ品種の野菜を育て、生育や収量などを比較検証した。
試食会は11月26日に行われ、野菜班の10人のほか、ザリガニ駆除に当たった美幌博物館の学芸員と、東京農大生物産業学部アクアバイオ学科(網走)の学生も出席した。生徒が「ザリガニあり」の肥料でホウレンソウとカボチャ、ニンジンの収量増を報告。参加者は各肥料で育てた野菜を使った山梨の郷土料理「ほうとう」を食べ比べたが、味の違いは分からなかったという。
ゆで立てのザリガニも試食。恐る恐る身を口にすると、「意外とおいしい」と驚いていた。同班の森下雅也さん(2年)は「ザリガニ肥料で野菜の収量に差が出た。さらに可能性を追求していきたい」と話していた。(嶋田直純)
Posted by jun at 2016年12月23日 11:00 in 外来生物問題