環境保護活動に取り組むアメリカのジュエリー・ブランド「SUSAN ROCKFELLER」が、琵琶湖産真珠を使ったアクセサリーの販売を始めた。琵琶湖では県ぐるみで環境保全に取り組んでいることから、その象徴として真珠が採用されたという。同ブランドと真珠の生産者を仲介した県は「これをきっかけに琵琶湖産真珠を世界の人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。
琵琶湖産真珠は、イケチョウ貝を母貝にした淡水真珠。天然の造形ならではの多種多様な形や、オレンジがかった美しいピンクが人気を集めている。
昭和40年代後半には年間生産量が6トンを超えたが、その後イケチョウ貝が原因不明で大量に死に、生産量は激減。近年は水草の繁茂で餌(えさ)のプランクトンが少なくなり、取り巻く環境は厳しい。それでも、生産者らが養殖技術の向上や環境改善に取り組み、今も琵琶湖産真珠の生産が引き継がれている。
これに目を付けたのが、同ブランドだ。同ブランドはロックフェラー財団会長夫人のスーザン・ロックフェラーさんが2011年に設立。ジュエリーや商品を通して環境保護活動の情報発信を行っており、収益の一部は海洋環境保護活動に使われる。
今回販売されるのは、琵琶湖産真珠のネックレス。真珠のほか、イケチョウ貝の殻で作った魚やヒトデの形のチャームも付いており、「湖と海がつながっている」というメッセージも込められている。
今月9日に東京都内で開かれたレセプションでは、ロックフェラーさんがこの新作を発表。池永肇恵副知事も出席し、琵琶湖産真珠や滋賀の魅力をPRした。
ロックフェラーさんは「私たちにとって自然は大切なもので、琵琶湖もそう。その琵琶湖で育まれた真珠で、とても美しいジュエリーができ、誇りに思います」とコメント。
一方、県広報課の担当者は「真珠は琵琶湖の象徴。これをきっかけに琵琶湖の真珠を全国、世界の人に知ってもらい、環境保全にも関心を持ってもらいたい」と話している。
価格は8万3千円(税別)。兵庫県芦屋市にある同ブランド店舗などで販売されている。
Posted by jun at 2016年11月16日 11:01 in 内水面行政関連