南相馬市原町区で、従来は九州地方に生息していたカタツムリ「コハクオナジマイマイ」が本県で初めて確認された。8月27日に行われた南相馬市博物館の生物観察会で、同館に隣接する雑木林から多数見つかった。コハクオナジマイマイは、関東でも見られ、茨城県では農作物への被害も報告されていることから、県内での対策の必要性を指摘する声がある。
観察会の講師で福島虫の会の三田村敏正さん(56)は、見つかったカタツムリが初めて見る種だったため、画像を専門家に送って確認したところ、コハクオナジマイマイであることが分かった。
茨城県のミュージアムパーク茨城県自然博物館首席学芸員の池沢広美さん(50)によると、コハクオナジマイマイは九州での生息が知られていたが、1990年代に千葉県や神奈川県で確認され、2000年代に東京都、埼玉県、茨城県でも目撃されるようになった国内外来種。
池沢さんは、カタツムリの仲間は移動能力が乏しく、容易に生息域を広げることはできないため、土の移動など人為的な要因によって広がっているのではないかとしている。
2009(平成21)年7月には茨城県笠間市の菜園で大発生し、赤ジソ、ブロッコリー、キャベツ、トマト、ナス、キュウリなどに甚大な被害が出た。タバコ畑でも被害が確認されている。池沢さんは、本県でも「何らかの防除対策が必要になるのでは」と指摘している。
Posted by jun at 2016年09月07日 11:30 in 外来生物問題