中国などが原産の「ハナガメ」や東南アジアが原産の「ジムグリガエル」など21種類の生物が7月、外来生物法に基づき「特定外来生物」に追加指定される。指定で飼育などが原則禁止となるため捨てられる可能性もあり、外来生物を研究している静岡大教育学部講師の加藤英明さん(36)が注意を呼び掛けている。
指定された生物は輸入や飼育、販売、運搬などが原則禁止される。規制前からペットとして飼っている場合は環境省に申請し、許可を得れば継続飼育が可能だが、飼育環境の整備が必要で、手続きをせずに野外に捨てられてしまうことが懸念されている。
県内ではカミツキガメが2005年の規制後に、野外で定着し問題になっている。10〜11年の加藤さんによる調査で、沼津市や三島市を流れる狩野川本支流で定着が初めて確認された。
12日に狩野川で行った調査ではわなを30個仕掛け、4匹のカミツキガメが捕獲された。加藤さんは「繁殖が進み、数が増えている。このままでは生態系が壊れてしまう」と危機感を募らせる。
今回指定される生物種にはハナガメやスズキに似た魚「ナイルパーチ」などペットとして販売飼育されている生物が多く含まれる。加藤さんは「一度野外に放された外来生物を排除するのは難しい。外来生物の影響を周知することが大切」と話した。
特定外来生物に関する相談は加藤さんの研究室<電054(238)4628>で受け付ける。
<メモ>特定外来生物 外来生物法に基づき、生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼす、または及ぼすおそれがある外来生物から指定される。環境省が3月に追加指定を了承した生物はハナガメなど22種類。このうちアリゲーターガーなどガー科の魚は一般家庭での飼育数が多いため猶予期間を長く取ることになり、2018年2月ごろの指定が予定される。
+Yahoo!ニュース-東海-@S[アットエス] by 静岡新聞
Posted by jun at 2016年05月25日 14:01 in 外来生物問題