2016年04月05日

これが琵琶湖の厄介者!漁業被害もたらす外来水草、北部でも繁殖確認

 7年前に琵琶湖南部(南湖)で初めて確認された外来植物「オオバナミズキンバイ」が、湖北部(北湖)でも確認されたことが滋賀県などの調査で分かった。強い繁殖力で湖の生態系に影響を及ぼし、深刻な漁業被害ももたらす水草で、放置すれば湖全体に蔓延(まんえん)する可能性もある。危機感を募らせた県や周辺自治体などでつくる対策協議会は、除去に乗り出した。

 協議会によると、繁殖が確認されたのは同県米原市や高島市の湖岸など4カ所で規模は約15〜70平方メートル。順次除去しているという。

 琵琶湖のオオバナミズキンバイは、平成21年に赤野井湾(守山市)で初めて確認された。南湖で急速に繁殖し、21年の生育面積は142平方メートルだったが、26年は4万6300平方メートルと約300倍に拡大。しかしこれまで北湖では、本格的な繁殖の報告はなかった。

 北湖に広がった明確な理由は分からないが、ちぎれた葉からでも芽を出す強い繁殖力を持つことから、鳥が運んだり釣り人の道具に付着して運ばれたりした可能性があるという。

 深刻な事態を受け、北湖沿岸の彦根、長浜、高島、米原の4市は3月1日に協議会に加入。北湖で初めてとなる現地調査を進め、駆除している。今後、調査結果を分析し、駆除や被害防止の手法構築に役立てる。

 滋賀県立大環境科学部の野間直彦准教授は「オオバナミズキンバイの繁殖力は外来植物の中でも最強で最悪。除去をあきらめてしまったら琵琶湖の自然が全く別のものになってしまう。早急な手立てが必要だ」と警鐘を鳴らしている。

 【オオバナミズキンバイ】中南米原産のアカバナ科の水草。浅瀬や水辺の陸地に生え、夏場は特に成長が盛んになる。国内では平成19年に兵庫県加西市で初めて確認された。ペット用の熱帯魚が輸入される際、一緒に持ち込まれたとみられる。繁殖力が強く、短期間で水面を覆いつくして生態系へ影響を及ぼすほか、琵琶湖では生い茂る水草が漁船のスクリューにからみつくなどして漁業被害にもつながっている。

+Yahoo!ニュース-国内-産経新聞

Posted by jun at 2016年04月05日 10:01 in 外来生物問題

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