特定外来生物、アライグマの捕獲用「箱わな」開発の実験が15〜17の3日間、西海市西彼町の長崎バイオパークであった。
実施した北海道大大学院文学研究科の池田透教授は環境省の補助などを受け、全国で農作物などに被害を与えているアライグマについて、餌を使わず捕獲する箱わなの開発を約5年前から進めている。外来生物法でアライグマの飼育や輸入は原則禁止。効率的に実験するため、飼育が許可された全国の動物園の中で最多の48匹がいるバイオパークを選び、約3年前から数回実験している。
開発中の箱わなは縦横約30センチ、高さ約80センチの木製。円形の穴から中に入り、底板に手足を置くと入り口のふたが閉まり、外に出られなくなる仕組み。狭い場所を休み場や寝床などにする習性を利用している。ふたが閉まると携帯電話に通知されるシステムも構築しており、仕掛けた箱わなを毎日見て回る時間や労力も省かれる。箱わなは来年度、商品化される予定。
実験で、池田教授はアライグマの展示場内に三つの箱わなを設置し、機能などを確認。「今回の実験は商品化前の最終。問題なく終了できた。効率的な捕獲につながるとうれしい」と話した。
Posted by jun at 2016年02月23日 13:58 in 外来生物問題