2015年11月30日

アライグマが生息場所を拡大 帰還困難区域に空き家多く

 帰還困難区域で外来種のアライグマが生息場所を拡大している―。福島大環境放射能研究所の奥田圭特任助教(野生動物管理学)は28日、福島大で講演し、原発事故に伴う避難区域にアライグマが「非常に高密度で生息」しており、将来の住民帰還の際に問題になるとして、対策の必要性を訴えた。

 人口減少社会に適した野生動物管理の在り方を考えようと、同大と山形大が主催した東北野生動物管理研究交流会で、避難区域の実態について発表した。

 奥田さんは帰還困難区域などで野生動物を調査し、イノシシやキツネ、タヌキとともにアライグマが数多く生息しているとみられることを確認。「帰還困難区域などでは繁殖場所となる空き家が多く、柿など放置された果樹などの食べ物も多い。使っていない田んぼの水路などをたどって生息場所を拡大している」と指摘した。

 その上でアライグマが集落に入ってくることで住民が帰還した際、アライグマが持つ感染症のリスクが懸念されるとして、駆除など野生動物管理対策を求めた。ただ「全域の管理は不可能」として「管理する地域をまず選定することから始めるべき」とも述べた。

+Yahoo!ニュース-北海道・東北-福島民友新聞

Posted by jun at 2015年11月30日 09:40 in 外来生物問題

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