桜や梅、桃、柿などに影響を与える外来種のカミキリムシが国内で相次いで見つかった。国が生態系に影響を与える外来種リストに掲載している種で、幼虫が幹の中を食い荒らし、花見の名所や果樹園の木が枯れたり弱ったりするおそれがある。研究者は注意を呼びかけている。
中国や朝鮮半島、ベトナムなどが原産地とされる「クビアカツヤカミキリ」。クロジャコウカミキリとも呼ばれる。体長3〜4センチ、胸が赤く、体は光沢のある黒色だ。
徳島県の病害虫防除所の職員は7月、同県北部の7カ所の桃園で成虫を捕獲した。17カ所の桃園では桃の木の幹から幼虫が掘った穴から出た木くずを大量に確認。大阪市立自然史博物館の調査でも、大阪府南部の桜で7月に見つかった。
国内では2012年に愛知県、13年に埼玉県で報告例があるが、ほかには確認されていなかった。だが、森林総合研究所(茨城県)によると、今年、群馬県など関東の複数の自治体でも報告があり、生息場所が広がりつつあるとみられる。農林水産省も調査中だ。
Posted by jun at 2015年09月09日 09:57 in 外来生物問題