琵琶湖とその流域の魚類保全に取り組む市民グループ「ぼてじゃこトラスト」の設立20周年を記念するフォーラムが23日、大津市黒津のウォーターステーション琵琶で開かれた。参加者は、子どもに川遊びを楽しんでもらう「ぼてじゃこワンパク塾」などこれまでの活動を振り返り、今後の取り組みへの思いを新たにした。
ぼてじゃこは、かつて琵琶湖周辺でよくみられたタナゴ類の俗称。同トラストは1996年に「小魚のすむ豊かな環境を守ろう」と市民有志で発足した。同市瀬田のビオトープ池を拠点に、イチモンジタナゴの繁殖保存や、親子参加で自然と親しんでもらうワンパク塾などに取り組んでいる。
フォーラムには、約150人が参加。設立者で顧問を務める竺文彦龍谷大教授のあいさつの後、ワンパク塾の子どもたちによる活動報告があった。治田小4年の植村直人君(10)=栗東市=は近江八幡市の沖島での地引き網体験について触れ、「網の中に大きなブラックバスがいた。今後、僕たちにできるのは在来魚の大切さを訴えること」と話した。
「川遊び文化を次世代につなげる」のテーマで行ったパネル討論には、同トラストの秋山廣光会長やびわこ成蹊スポーツ大の嘉田由紀子学長らが参加。「行政や学校に依存せず家庭や地域の中で取り組みを積極的に行うべき」など多彩に意見を交わした。