2015年08月11日

アライグマの捕獲、昨年度191匹 旧田辺市内

 和歌山県田辺市は、農作物などに被害を及ぼすアライグマの2014年度捕獲数をまとめ、旧市内で過去2番目に多い191匹だったことが分かった。アライグマを調査しているふるさと自然公園センターの鈴木和男さんは「11年度を底に増加傾向で推移しており、生息数が増加しているのだろう」と話している。

 14年度を月別でみると、7月、12月の各24匹が最も多く、次いで11月の22匹、4月、10月の各19匹となっている。10年度までは夏から秋にかけて捕獲数が増え、冬から春は少なかったが、ここ数年は晩秋から春に捕獲数が多くなっている。

 鈴木さんは、農作物被害が夏場だけでなく晩秋から春のかんきつ類にも多くなり、箱わな設置が増えていると推測している。

 このほか、旧4町村は龍神村11匹、中辺路町9匹、大塔地域5匹、本宮町1匹だった。このうち半数以上の15匹が0歳獣だった。

 旧市内では02年夏から捕獲が始まり、14年度までに計1841匹を捕獲。鈴木さんは「これだけ捕獲しても生息数は格段に減少したという印象は持てないが、爆発的な増加を食い止めてきたことは大きな成果」と評価する。

 今後については「生息数を一段階でも低下させるため、被害の有無にかかわらず、出没情報を捕獲成果につなげる取り組みが必要」と指摘している。

 アライグマ 北米原産。1970年代に放送されたテレビアニメの影響でペットとしての輸入が増えたが、捨てたり、逃げ出したりして野生化。農作物などへの被害が全国的に問題になっている。2005年に特定外来生物に指定された。

+Yahoo!ニュース-近畿-紀伊民報

Posted by jun at 2015年08月11日 10:10 in 外来生物問題

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