2015年06月24日

外来植物猛威ストップ 琵琶湖のオオバナミズキンバイ、初めて生育面積が減少

 琵琶湖の南湖で猛威をふるってきた外来植物「オオバナミズキンバイ」の生育面積が、繁殖の確認以来初めて昨年度、減少に転じたことが分かった。平成25年度に約6万4880平方メートルあった生育面積が、昨年度は約4万6300平方メートルと約3割縮小。県自然環境保全課は昨年9月から重機を投入して大がかりな駆除を始めており、「一定の成果が出た」と手応えを感じている。今年度については、同課は生育が盛んになる時期を前に、近く本格駆除をスタートさせる。

 オオバナミズキンバイは中南米原産の水草。琵琶湖では、21年に南湖の赤野井湾(守山市)で初めて繁殖が確認された。強い生命力を持つため、あっという間に水面を覆いつくして生態系へ悪影響を及ぼすほか、生い茂る水草が漁船のスクリューにからみつくなど漁業被害もつながっている。

 同課はこれまで、主に人力で駆除作業を進めてきたが、1人が駆除できるのは1日当たり約60平方メートルが精いっぱい。駆除作業が、爆発的な繁殖スピードに追いつけないのが実情だった。

 そこで、同課は事態を打開しようと昨年度、駆除事業費として約6400万円(うち国補助1100万円)を計上。熊手型のアタッチメントを取り付けた重機などを導入したところ、1日当たりの駆除面積は約300平方メートルにまで伸びた。

 この結果、初確認以来、増加の一途をたどってきたオオバナミズキンバイの生育面積は、25年度の約6万4880平方メートルから、昨年度の約4万6300平方メートルへ初めて減少に転じた。この1年間で28・6%縮小した。

 同課は、今年度も駆除事業費約4600万円(うち国補助1100万円)を計上し、引き続き同様の取り組みをおこなう。間もなく、オオバナミズキンバイの生育が盛んになる時期を迎えることから、草津市の烏丸半島周辺などで近く作業を始め、効果的な駆除をねらう。

 一方、同課の担当者は「オオバナミズキンバイは、ヨシ群生地の隙間など重機が入れない所にも繁殖している。それらの駆除をいかに進めるかが今後の課題になる」と指摘。学生ボランティアや地元住民、漁協関係者らに協力を呼びかけ、人力による駆除も並行して続ける方針。

+Yahoo!ニュース-近畿-産経新聞

Posted by jun at 2015年06月24日 10:27 in 外来生物問題

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