2015年05月31日

京都・巨椋池干拓田、希少種含む魚23種確認 農政局調査

 京都府宇治市と久御山町、京都市伏見区に広がる巨椋池(おぐらいけ)干拓田に希少種を含む魚が23種生息していることが、農林水産省近畿農政局が行った調査で分かった。3分の1が外来種で、海外原産の魚が干拓田一帯にも分布している実態が明らかになった。

 府が防災目的で取り組む干拓田排水路の改修を受け、一帯の魚類の生態情報を提供するために昨年実施した。池を干拓して整備した田畑1310ヘクタールを対象に、大小の排水路など20地点でそれぞれ灌漑(かんがい)期(7、8月)と非灌漑期(10月)に計3回調べた。
 この結果、コイやギンブナ、モツゴといったコイ科の魚をはじめドジョウ、ナマズ、ドンコなど計23種の生息を確認した。絶滅種やその恐れがある府内の野生生物をまとめた府レッドリストで絶滅危惧種に分類されるミナミメダカ(メダカ科)や準絶滅危惧種のヨドゼゼラ(コイ科)など希少種も3種いた。
 外来種で個体数が最も多かったのは、中国など東アジア原産のタイリクバラタナゴ。ブラックバスやブルーギルのほか雷魚と呼ばれる大型の淡水魚カムルチーも見つかった。
 また総延長約20キロに及ぶ干拓田の排水路網も同時に調査し、大半の水路は水田より低いことが判明した。同局によると、餌が豊富で天敵も少ない田んぼは魚類の重要な生息環境の一つで、「水域の連続性が途切れ、魚が田んぼに移動するのは難しい」(資源課)としている。

+Yahoo!ニュース-近畿-京都新聞

Posted by jun at 2015年05月31日 17:31 in 外来生物問題, 魚&水棲生物, 自然環境関連

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