環境省と農水省は12日、国内で拡大防止が求められる外来種の指定リストの最終案を示した。生態系への影響が懸念される動植物430種を選び、対策別に三つの区分を設定。農家が栽培する果実や牧草など約20種は、産業に必要な「産業管理外来種」とし、利用には農地以外での増殖防止などの適切な管理を求める。同日有識者から最終案に対して聞き取った意見を踏まえ、3月中旬にリストを公表する。
「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」の名称で、昨年11月に案を取りまとめ、学識経験者ら318件の意見を踏まえた上で最終案を作成した。
このうち牧草のイタリアンライグラスやチモシー、ミツバチの蜜源となるニセアカシア、ビワなどを「産業管理外来種」に区分し、農業などの経済活動に利用できるとした。他の品種への置き換えが難しいと判断したためだ。
利用には、農地以外での増殖防止などの適切な管理が必要となる。最終案では留意事項として、チモシーは結実前に刈り取って牧草地の外へ種子が流出しないよう指摘。キウイフルーツは、つるが伸びると周囲の植物の生育に影響するため、伸び過ぎに注意するよう求めている。
この他、特定外来生物法の規制対象であるアライグマなどは防除が必要な「総合対策外来種」、国内に定着していない動植物は「定着予防外来種」と区分した。
リストは3月中旬に公表する。環境省は「リスト公表で終わるのではなく、外来種対策が進むよう努力したい」(野生生物課)と説明する。
Posted by jun at 2015年02月13日 13:54 in 外来生物問題