長崎県対馬市に近年侵入した外来種のツマアカスズメバチについて、環境省は9日、外来生物法にもとづく特定外来生物に指定した。繁殖力が強く攻撃的なため、養蜂業や生態系への影響が心配されており、本土に渡る前に根絶するのが狙いだ。
ツマアカスズメバチは、中国やインドなどが原産。体長2〜3センチで、ミツバチなどの昆虫を捕食する。
韓国では、このスズメバチによって2〜3週間のうちにミツバチ300群中50群が消滅したという報告がある。同国では人に対する刺傷例が都市部では最多のスズメバチだという。ヨーロッパでも、急速な拡大が近年問題になっている。
対馬では2012年に、韓国経由の働きバチが初確認された。13年度から駆除が行われているが、特定外来生物の指定で、検疫での入国防除が徹底されたり予算の増額が見込めたりする。環境省の担当者は「国内侵入を早期に封じ込める取り組み。本土に渡らないよう、根絶を目指したい」と話す。(奥村輝)
Posted by jun at 2015年01月11日 11:53 in 外来生物問題