東京都立葛西臨海水族園(江戸川区)のクロマグロなどが昨年12月から大量死している問題で同園は20日、死んだマグロの内臓からウイルスが検出されたと明らかにした。病原性かどうかも含め、特定を進める。マグロは残り3匹まで減少しており、近く、全滅するおそれがある。
同園によると、今月10日に解剖したマグロ2匹とスマ1匹の病理検査を日大に依頼。その結果、3匹すべての脾臓(ひぞう)の細胞から、ウイルスが検出された。
昨年11月1日時点で、69匹飼育していたクロマグロは12月20日以降、相次いで死んだ。同園は夜間照明を点灯し続けるなどの対策に取り組んだが、今月15日には13匹となり、その後も減少を続けた。同じ水槽にいたスマは12月1日時点で67匹だったが、19日に全滅。35匹いたハガツオは4匹となった。
同園の錦織一臣副園長は「病原性が確認されれば、病気にならないよう対策をしていきたい」としている。
近大水産研究所の沢田好史教授は「マグロは繊細な魚のために大量死することもあり得る。水族園は高い技術があり、こんなことは初めてなので残念だ。徹底的な原因究明や改善策を進めてほしい」と話している。
同園は、15日から飼育員による「クロマグロの餌付けガイド」を一時中止するなど対応に追われている。
Posted by jun at 2015年01月21日 12:31 in 魚&水棲生物