2015年01月22日

コイヘルペス研究の子孫、琵琶博に里帰り 三重に譲渡の12匹

 コイヘルペスを研究するため、滋賀県草津市の琵琶湖博物館が三重県の施設に譲ったコイの子孫が、再び同館に戻ってきた。新年の企画展で公開され、約10年ぶりの里帰りとして話題になっている。

 2004年に全国各地でコイヘルペスによる大量死が相次いだ。特に被害が大きかった日本在来のマゴイを病理学的に調べるため、三重県の水産総合研究センター増養殖研究所が、琵琶湖博物館で展示されていた親魚6匹を譲り受けた。
 同館の水槽は琵琶湖の水をろ過して使っており、感染を食い止めていた。未感染が保証されているマゴイは全国的にも少なく、貴重だったという。実験で、マゴイは養殖型のヤマトゴイよりもヘルペスに感染しやすいことが確認された。
 今回、企画展「鯉(こい)についての四方山(よもやま)話」を開催するため、コイの子ども12匹を、親魚の「故郷」である同館に返してもらった。現在同館が飼育しているコイはいずれも20歳以上で、若返りを図る狙いもある。12匹のうち、体長40センチほどの大きな2匹を企画展で公開している。同館の松田征也学芸員は「コイヘルペスの研究に貢献できてうれしい。子孫が帰ってきたのも感慨深いですね」と話す。
 ほかにコイの骨格標本や、養殖の歴史を解説するパネルなどを展示している。3月18日まで。有料。

+Yahoo!ニュース-近畿-京都新聞

Posted by jun at 2015年01月22日 11:30 in KHV関連, 魚&水棲生物

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