秋田県大仙市の雄物川で11月、絶滅危惧種のゼニタナゴの産卵が確認された。ゼニタナゴの生息が確認されたのは9年ぶり。河川環境調査を実施した湯沢河川国道事務所によると、ゼニタナゴが本来生息する大河川で確認されるのは、全国で雄物川だけとみられる。同事務所は「良好な河川環境で生物の多様性を維持していることを裏付けている」と話している。
ゼニタナゴは体長約8センチの日本固有種の淡水魚。9〜10月ごろ、二枚貝の中に産卵する。卵は貝の中で孵化(ふか)し、仔魚(しぎょ)は翌春までそのまま過ごして初夏に水草の茂る場所に移り、1年かけて成魚になる。
かつては東北地方をはじめ関東や新潟県など1都12県に広く分布していたが、河川環境の悪化で生息場所が減ったうえ、ゼニタナゴのような小魚をえさにするオオクチバス(ブラックバス)などの外来魚などが大量に侵入した影響もあって生息場所が激減した。
Posted by jun at 2014年12月05日 16:13 in 外来生物問題, 魚&水棲生物, 自然環境関連