琵琶湖の生態系を守るため、釣り客に協力を求めている外来魚回収の取り組みで、昨年度の回収量が14・2トンと、前年度より4・7トン減ったことが、県のまとめで分かった。夏場の酷暑などで釣り客が少なかったことなどが要因とみられる。県琵琶湖レジャー対策室は、釣り客らに引き続きリリース(再放流)の禁止と回収への協力を求めていく。
県は平成14年度、湖の生態系保全のため、ブルーギルやブラックバスなどの外来魚を釣り上げた際、湖へ再び放すことを禁じる条例を制定。これに合わせ、県内各地の湖岸に外来魚の回収ボックスを設置するなどして、釣り客に駆除への協力を呼びかけてきた。
また、外来魚を釣るイベントを主催したり、民間団体の釣り行事に無料で釣りざおを貸し出すなどの支援もおこなったりした。これらの釣りイベントを通じ、昨年度は39団体の3800人が計727・3キロの外来魚を駆除した。
しかし、これに一般釣り客の釣果を加えても、昨年度は計14・2トンと過去7年間で最少。外来魚の回収に当たる職員は「昨年7、8月は酷暑だったため釣りが敬遠されたこと、よく釣れたのが若い小型の魚だったことなどが理由」とみており、県でも、外来魚の生息数自体が減ったわけではないと分析している。
県琵琶湖レジャー対策室によると、外来魚の産卵期は4〜8月。この時期に産卵場所を守る親魚を釣れば、卵が他の生物に食べられ繁殖が抑制されるため、担当者は「この時期の釣果が生息数に大きく影響する」とみて、回収ボックスの利用状況に注目し、協力を呼びかけている。
Posted by jun at 2014年07月28日 13:26 in 外来生物問題, 魚&水棲生物