2014年04月30日

ミヤコタナゴ700匹放流 大田原・羽田地区

 国天然記念物で絶滅危惧種のミヤコタナゴ700匹が28日、大田原市の羽田地区の保護区にある農業用水路に試験放流された。昨年に続き3度目。今回は産卵に必要な二枚貝も合わせて導入しており、関係者の悲願となっている水路での稚魚確認に期待がかかる。水路から姿を消し12年、参加した羽田小の児童らは復活の願いを込め、ミヤコタナゴをバケツから放流した。

 羽田地区のミヤコタナゴは、2002年10月の調査から確認されなくなった。再導入を目指し、県水産試験場で飼育している羽田系統のミヤコタナゴを昨年3月に300匹、4月に700匹試験放流した。その後の調査で300匹の生息と産卵は確認されたが、稚魚は確認されていない。

 また、ミヤコタナゴは二枚貝に卵を産み付ける習性があることから、25日には市内の那珂川水系の河川に生息していたマツカサガイ100個を導入した。

 今回放流分はオレンジ色でマーキング。関係者からミヤコタナゴが入ったバケツを託された羽田小の全児童60人は、川辺から次々と放流。水路をすいすいと泳ぐ姿に、児童らはしばし水面を見つめていた。同小6年、小泉侃耶君(12)は「卵を産んで、この川いっぱいになってほしい」と願いを込めた。

+-環境-下野新聞

Posted by jun at 2014年04月30日 12:32 in 魚&水棲生物, 自然環境関連

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