環境省の専門家会合は7日、琵琶湖で異常繁茂が問題になっている水草「オオバナミズキンバイ」を、特定外来生物として新たに指定することで合意した。6月の改正外来生物法施行に合わせて指定し、国としても輸入規制や防除などに力を入れる。
指定対象は、オオバナミズキンバイを含む「ルドウィジア・グランディフロラ」。オオバナミズキンバイは南米・北米原産の多年生植物で、琵琶湖・赤野井湾(滋賀県守山市)が国内最大の繁殖地。水鳥の餌捕りや他の植物の育成を妨げたり、在来で絶滅危惧種のミズキンバイと交雑する恐れもあり、選定された。
会合では、オオバナミズキンバイは切断しても茎の断片から再生するため、確認から3年後の2012年12月に、分布面積が約160倍の約2万2千平方メートルと南湖全域に異常繁茂したことを紹介。委員は「今は琵琶湖以外に大きな繁殖地はなく、他水域への拡散を抑制するには早急な対応が必要だ」と話した。
処分方法を検討している滋賀県自然環境保全課は「地元に対して、情報提供や財政援助など実効性ある支援をお願いしたい」としている。
特定外来生物は、オオバナミズキンバイなど新規指定5種を含めて計112種になる。会合では、今夏ごろにも外来種被害防止の行動計画や、増加が予想される「侵略的外来種」のリストを作成することも決まった。