滋賀県は、琵琶湖で毎年実施している外来魚駆除促進事業について、2013年度の駆除量が152トンと例年より半減するとの見通しを示した。春夏の少雨による不漁と台風18号による漁具損傷が原因。漁業者に駆除強化を要請し、年度内に約60トンの上積みを目指す。
県は、外来魚のブルーギルとオオクチバスについて、漁業者に1キロ300円を補助して主にエリ漁で駆除してもらっている。13年度の駆除量は今年1月10日時点で129トン。現在のペースだと3月末に152トンと、過去5年平均356トンに比べて57%減となる。別事業の稚魚の駆除32トンを合わせても184トンにとどまり、目標の350トンを大幅に下回る。
県によると、駆除量減少は、少雨で昨年4月〜7月の瀬田川洗堰(あらいぜき)の放流量が少なく、琵琶湖の北から南へ水の流れが起きにくくなってエリ漁が不調だったため。昨年9月の台風18号で多くのエリが流木で破損した点も大きいという。
ブルーギルとオオクチバスの推定生息量は最新の12年度で1295トンで、06年度の1914トンをピークに減り続けている。県は年300トン以上の駆除を続けてきた成果と見ており、13年度の大幅減の影響を危ぶんでいる。
県は対策として、県内各漁協に地引き網や投網の使用といった駆除の強化を働きかけ、年度内の駆除量を約60トン増の240トン台に増やしたい考え。水産課は「13年度は不利な条件が重なった。14年度も350トンを目標に駆除する」としている。