琵琶湖の固有魚ビワマスの生態を紹介する講演が7日、滋賀県多賀町四手のあけぼのパーク多賀で開かれた。地球温暖化の琵琶湖に及ぼす影響が、ビワマスの生息にも悪影響を与えるとの説明に参加者が聞き入った。
県醒井養鱒場(米原市)でビワマス研究を行ってきた琵琶湖博物館上席総括研究員の藤岡康弘さん(59)が講演した。
藤岡さんは、アマゴなどのサケ類と比較しながらビワマスの特徴を説明。琵琶湖に下る直前に餌を多く食べるとビワマスは大きくなりにくい▽産卵期でない時期に成熟するオスがいる−など研究者として気付いたビワマスの謎を紹介した。
さらに温暖化による近年の河川水温上昇に触れ、「琵琶湖の表層と下層間の対流が鈍くなり、ビワマスが生息する水域で酸素が足りなくなる危険がある」と警鐘を鳴らした。
あけぼのパーク多賀ではビワマスの生態を紹介するパネル展を行っている。15日まで。