対馬近海で内臓にトラフグの70倍の猛毒を持つ可能性があるソウシハギが相次いで漁獲。誤って流通する寸前だったことから、県対馬振興局は島内の漁協や魚介類の販売業者に注意を呼び掛けている。
同振興局水産課などによると、ソウシハギはカワハギと似ており、体に青い波模様があるほか、頭部より尾ひれが長いのが特徴。肝臓などにトラフグの70倍といわれるパリトキシンと似た毒素を持つことがある。生息域は海水温が高い沖縄や黒潮が流れる四国から和歌山県近くだが、温暖化の影響で対馬付近にも広がった可能性があるという。
対馬市内でこれまでに同振興局が確認したソウシハギは5匹ほど。今月14日に小売店へ運ばれた魚の中に、ソウシハギが交じっていたのが見つかり、店頭に並ぶ前に業者が気付き取り除いた。10月24日には定置網の中で発見。これとは別に、昨年は壱岐市でも漁獲されたという。
これを受け、県対馬水産業普及指導センターが島内の漁協に、対馬保健所が魚介類の販売業者に文書で通知して注意喚起した。同振興局は「カワハギは肝も食べられるので、ソウシハギの危険部位を誤食する恐れがある。魚釣りでも気を付けてほしい」と呼び掛けている。
Posted by jun at 2013年12月03日 12:43 in 魚&水棲生物