兵庫県明石市内で大量繁殖している外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)を使った料理作りに、子どもの健全育成などに取り組むNPO法人「ぴーす」(野々上3)がこのほど挑戦した。調理方法などに工夫を凝らしたが、食べることができる身の部分が少ないなど、課題も浮かんだ。(藤原昇平)
同法人が今年8月、ザリガニ釣りのイベントを開いた際、アカミミガメが大量に捕れ、市内の生態系が崩れていることを知った。今回のイベントは、捕れたカメの活用方法を研究しようと開催した。
アカミミガメは、魚住町西岡の瀬戸川で10月に捕獲した3匹を用意した。体長はいずれも約20センチ。飼育しながら2カ月間、臭みを取るために水を換えて泥抜きをした。また、ふんに食中毒の原因となる菌がいる可能性もあることから、1カ月以上、餌を与えなかったという。
同法人の緒方信也理事長(42)は「衛生面には徹底的に気を遣って準備に当たった」と振り返る。
挑戦した料理は、カメの肉を使ったエビチリ味の“カメチリ”。臭みを隠すため、風味を強くすることにした。
まず、のこぎりを使い、甲羅を切断。しかし、食べられそうな部位は少なく、足の付け根にある肉などを集めて調理した。油で揚げた肉をフライパンに投入し、最後に市販のエビチリソースを入れて完成させた。
試食会に参加した二見町西二見の自営業男性(48)は「鶏肉みたいな食感だった。味は淡泊でおいしいけれど、骨が多いので、家庭料理の食材には向かないのでは」と話していた。
今後、同法人ではカメを使った調理法についてさらに検討を進めるという。
Posted by jun at 2013年12月30日 09:50 in 外来生物問題