津幡高朱鷺(とき)サポート隊はこのほど、津幡町市谷の水田でコイ科の高級魚「ホンモロコ」の養殖を始めた。いしかわ動物園(能美市)で飼育するトキの餌にする。
琵琶湖の固有種であるホンモロコは関西地方で高値で取引されるが、近年は外来魚による食害などから琵琶湖での漁獲量が減ったため、全国的に養殖が広がっている。
朱鷺サポート隊は2009年から、町内農家の協力を得てトキの餌としてドジョウの養殖に取り組んでいる。10年からは毎年2度、約300匹ずつ、いしかわ動物園に届けてきた。
ただ、ドジョウは10月下旬ごろから泥に潜って捕まえられなくなることから、同隊は冬場の餌確保へホンモロコの養殖に取り組むことにした。いしかわ動物園ではワカサギもトキの餌としており、ワカサギに似たホンモロコも餌になりうるとの助言を受けた。
第1弾として9月下旬、市谷営農組合の賛同を得て同組合が栽培するマコモの水田に生徒が体長3、4センチの稚魚約2千匹を放した。12月ごろには7、8センチに成長するとみられ、降雪期を前に一度捕獲する予定だ。
同校では、養殖が順調に進めば休耕田の新たな活用策のモデルケースとし、食用の養殖が町内に広がるのではないかと期待している。同隊の松井元雄教諭は「ホンモロコが養殖できる水田は米作りにおいても価値が高い。モデルケースとなるよう成功させたい」と話した。
Posted by jun at 2013年10月09日 18:40 in 外来生物問題