県自然博物園ねいの里(富山市婦中町吉住)は4日、県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているニホンイシガメを園内の池に放流した。ニホンイシガメは25年ほど前まで県内のほぼ全域で見られたが、近年は外来種に縄張りを奪われて減少している。同園は「数が増えるように成長を見守りたい」としている。
県内でニホンイシガメの目撃例は年に数件ほど。ミドリガメの愛称で知られペットとして人気の外来種「ミシシッピアカミミガメ」が野生化して爆発的に繁殖し、在来種の生息域を狭めている。
この日放流したイシガメ8匹は、昨年夏に県西部の池で捕獲され同園に持ち込まれた。園内の池に飛来するアオサギに食べられる恐れがあったため、水槽で1年間飼育して体長20〜25センチになるまで成長させた。オス6匹とメス2匹で、数組の親から生まれた個体とみられる。
放流には、同園を拠点に活動している子育てサークル・まめでっぽう(富山市)のメンバーと、「14歳の挑戦」で同園を訪れていた中学生2人が参加。「大きくなってね」などと声を掛けながら、8匹を池に放った。
池には餌となる水草のほか、メダカやタナゴなどの魚、ヤゴなどの水生昆虫が生息しており、成長に適した環境という。同園は「生息域を拡大してくれればうれしい」と期待している。
Posted by jun at 2013年10月08日 13:19 in 外来生物問題, 魚&水棲生物