静岡市葵区新富町の民家で26日、県内ではこれまで確認されていない特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」に似たクモ1匹が、住民によって発見された。クモは逃げたが、県は住民の提供写真から「断定できないが、セアカゴケグモに限りなく近い」と判断し、県民に「見付けた場合は触らず、殺虫剤で駆除してほしい」と注意を呼び掛けている。
セアカゴケグモは、かまれると痛みが生じ、頭痛や不眠などの全身症状を伴う場合もある。重症化すると抗毒素血清による治療が必要になる。オーストラリア原産で、光沢のある黒色と背中の赤い模様が特徴。毒を持つ雌の体長は7ミリ〜1センチ程度。環境省によると今月10日現在、29府県で確認されている。
住民は25日、自宅玄関先の地面付近に毛玉状のクモの巣を見つけ、翌26日朝、扉に見慣れないクモがいるのに気付いたという。
県自然保護課は「セアカゴケグモかどうかは、実物を確認しなければ判定できない。飼育や保管、運搬は外来生物法で原則禁止されている。駆除した上で県や市町に通報してほしい」と話している。静岡新聞社