2013年08月22日

体長50センチ南米産のナマズ捕獲 ペット放流か/川口・綾瀬川

 川口市戸塚の綾瀬川で18日、小中学生の自然観察会のために仕掛けた小型定置網に赤い尾のナマズが捕まった。南米のアマゾン川に生息する「レッドテールキャットフィッシュ」で体長は約50センチもあった。大きな口、つぶらな瞳に子どもたちは「かわいー」。ペットが放流されたとみられ、関係者は「最後まで面倒を見てほしい」と話している。

 定置網は直径約40センチ長さ約3メートルの円筒形で、16日夕、地元の横山隆さん(50)が三つを川の中に仕掛け、18日午前10時すぎに引き上げた。三つの網にそれぞれ約50センチの大型ナマズがかかり、うち1尾がレッドテール、あと2尾はチャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)だった。

 「レッドテールが捕れたのは初めて。県内でも珍しいのではないか。網の中に他の小魚が極端に少ないのは、大ナマズたちが食べたためだろう」と横山さん。

 戸塚綾瀬小3年生の柴丹(しばに)あすかさんが頭をたたくと「コンコン」と音がした。「とても硬い頭だね。しっぽはポニョポニョしてる。かわいいね」と話した。

 レッドテールは最近、10センチ前後の稚魚がペットショップで販売されている。成長すると体長は1・5メートルにもなり、餌代もかさむ。アメリカナマズは外来生物法で特定外来種に指定され、川などへの放流は禁止されている。レッドテールはまだ特定外来種に指定されていないが、外来種なので当然、川に返せない。

 横山さんらは扱いに困ったが、近くの戸塚南小の自然観察クラブ「エコクラブ」が引き受けることに。屋上プールの水槽に放され、悠々と泳ぐレッドテールに、横山さんらは「ほっとした」と話した。

 県営さいたま水族館(羽生市)の関森清己飼育課長(59)は「レッドテールが県内の一般河川で見つかったのは初耳だ。熱帯の魚なので、綾瀬川で繁殖しているとは考えにくい。飼育していたペットを放流したとしか考えられない。ペットは最後まで面倒を見てほしい」と話している。

+Yahoo!ニュース-埼玉-埼玉新聞

Posted by jun at 2013年08月22日 14:31 in 外来生物問題

mark-aa.jpg