【堀江昌史】琵琶湖で外来種の水生植物「オオバナミズキンバイ」が爆発的に繁殖し、新たな脅威となっている。初めて確認されてから3年で生育面積が120倍に拡大。漁場を覆い尽くし、漁師から「エイリアン」と恐れられている。地元の滋賀県や漁協、環境団体などは対策に躍起だ。
「私たちにとっては死活問題です」。滋賀県守山市の赤野井湾を主な漁場とする玉津小津漁協の田中善秋組合長(65)は、湖面を覆うオオバナミズキンバイに顔を曇らせた。
一帯はふなずしの原料のニゴロブナの漁場だったが、漁協全体の今年上半期の漁獲量は昨年から半減。オオバナミズキンバイがニゴロブナの産卵場所である湖岸のヨシ帯に侵食したことが一因とされる。定置網を仕掛けていた漁場にも広がり、田中さんは「今に船が通る場所もなくなる」と話す。
滋賀県自然環境保全課によると、オオバナミズキンバイは中南米原産のアカバナ科の水生植物。2007年8月に兵庫県加西市のため池で初めて見つかった。琵琶湖には熱帯魚と一緒に持ち込まれたと見られ、09年12月に赤野井湾で約142平方メートルが確認された。それが、昨年12月時点で約1万8千平方メートルにまで拡大し、南側の「南湖」の広い範囲に分布する。
Posted by jun at 2013年08月27日 17:02 in 外来生物問題