国の天然記念物に指定されている新宮市の「新宮藺沢(いのそ)浮島植物群落(浮島の森)」で26日、池で異常繁殖している中南米原産の水草「アマゾントチカガミ」の駆除作業が行われた。
アマゾントチカガミはメダカなど小魚の水槽で使われる。浮島の森では平成23年8月ごろに北側の池で繁殖しているのが確認され、昨年春ごろから大量に繁殖。熊野学研究委員会自然部会委員の瀧野秀二さん(67)によると、不要になった水草が池に捨てられ、繁殖したとみられる。水温が低下する冬場には腐敗するため、池の水質悪化につながるという。
昨年も5、6回駆除を行い、多い時は1回で2トントラック1杯分を集めた。今年に入って、6月ごろから水温の上昇とともに大量に繁殖。池の半分近くを埋め尽くしたため、同委員会などが駆除作業にあたっている。
この日は同委員会のメンバーをはじめ、市教委の職員やシルバー人材センターから派遣された人ら計14人が、網などで水面の水草をすくい取っていった。
瀧野さんは「アマゾントチカガミは切れた葉が新たな株を作るなど繁殖力が強い。景観を守るためにも、今後も駆除を続ける必要がある」と話した。
Posted by jun at 2013年07月30日 12:40 in 外来生物問題