2013年07月10日

ふ化2年のオオサンショウウオ、在来種幼生を発見 南丹の大堰川

 京都市の鴨川水系で日本固有種のオオサンショウウオと中国原産種の交雑が問題となっている中、南丹市八木町の大堰川(桂川)で、日本固有種とみられる幼生個体が見つかった。南丹市教委が8日に発表した。専門家は「在来種が繁殖している地域があることを確認できた価値は高い」と話している。

 オオサンショウウオは国の特別天然記念物だが、外来種との交雑が進んでいる。
 市教委などが5月26日に行った定期調査で、えら呼吸する幼生が、八木町と亀岡市との境に近い大堰川の寅天堰(とらてんぜき)で見つかった。体長は8・72センチ。頭の両側にえらが残っており、成体となって肺呼吸に移る前の幼い個体だった。ふ化から2年前後とみられる。
 オオサンショウウオを研究する京都大の松井正文教授や、調査に参加した地元NPO法人の仲田丞治さんによると、丹波地域ではこれまでに交雑種が見つかっていないことや、幼生の表面の色などから、在来種とみて間違いないという。
 松井教授は「オオサンショウウオは調査が十分に進んでおらず、生態には未知の部分が多いだけに、幼生の発見で繁殖活動が確認できたことは意義深い」と話す。

+Yahoo!ニュース-京都-京都新聞

Posted by jun at 2013年07月10日 12:30 in 外来生物問題, 魚&水棲生物

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