千葉県の印旛沼とその周辺の河川で野生化している特定外来種のカミツキガメについて、千葉県は今年も駆除作業を始めた。2007年から毎年駆除しており、今年は70カ所にサバの頭をえさにしたわなを仕掛けたところ、19日に18匹を捕獲した。9月末までに計700カ所にわなを仕掛けて駆除を続けるという。
県自然保護課によると、カミツキガメは北米から中南米に生息。日本では1960年代からペットとして人気が出たが、05年に輸入が禁止された。
しかし、04、05年度に行われた生息調査では、印旛沼周辺で約1000匹が生息していると推定された。コンクリートの護岸が増えるなかで、印旛沼周辺は土手が残るなど、繁殖に必要な環境が残っており、全国でもカミツキガメが大量繁殖する唯一の場所になっているという。
カミツキガメは人がむやみに手を出さない限り危険はないが、生態系への影響などが懸念されるため、同課は07年度に特定外来生物の防除計画を策定し、これまでに1500匹を捕獲してきた。
同課の熊谷宏尚・主幹は「これまで捕獲できなかった小さいカメや卵から駆除する方法も検討していく」と話している。【味澤由妃】
Posted by jun at 2013年07月04日 16:27 in 外来生物問題, 内水面行政関連